

リフレーミングの本質―バブルとチャートに学ぶ、視点の違い―
◆ あなたは「買い」で世界を見ていますか? それとも「売り」で見ていますか? バブルの時代には、同じチャートを見ていても、人によってまったく違う意味に映ります。高揚して買い向かう人もいれば、静かに手放す人もいる。 同じ事実でも、意味づけは人によって異なる──。 これこそが、NLPでいう リフレーミング です。出来事そのものではなく、「どう意味づけるか」で世界が変わる。 ◆ 映画『ウォール街』の有名なシーン チャーリー・シーンとマイケル・ダグラスが演じる、金融の光と闇を描いた名作『ウォール街』。続編では、投獄を経たマイケル・ダグラスが再登場します。 彼のオフィスには、あの有名な チューリップバブルのチャート が額縁に飾られていました。おそらく、投資家としての“教訓”なのでしょう。 バブルのチャートは、最初は静かに、やがて熱狂を伴って上昇し、ある瞬間、何の前触れもなく急落します。 同じチャートでも、 ●「売った人」にとっては成功 ●「買った人」にとっては損失 しかし、彼らが見ていたチャートは同じだったはずです。違ったのは── そのチャートをどう“意味


ステートとゴールの違い、ちゃんと理解していますか?
とてもシンプルに見えて、意外と多くの人が混同しがちなこと。 それが「 ステート(状態) 」と「 ゴール(目標) 」の違いです。 実は私も、かつてはこの2つの違いをきちんと使い分けられていませんでした。 たとえば、こんなゴールを立てていませんか? 心の安定を手に入れたい ストレスを減らしたい 穏やかに生きたい これらは、すべて「 ステート(状態) 」です。 つまり、「今どうありたいか」「どんな気分か」を指すものであって、 「何をするか」「何を達成するか」ではないのです。 なぜ「ステート」をゴールにすると前に進めなくなるのか? 理由は簡単です。上記の例で言うと 心の安定=楽な状態=変化や挑戦が生まれにくい だからです。 たとえば、ソファでくつろいでいるとき、 「さあ、新しいビジネスを立ち上げよう!」とは思いにくいですよね。 それと同じように、「心が安定したい」という願いを ゴールとして据えてしまうと、 行動するエネルギーが生まれにくくなる のです。 じゃあ、どうすればいいの? まず、 ゴールは「行動」や「達成できること」で設定する のがポイントです。


すべての人には、変化するためのリソースがすでにある
NLPの前提その5。「すべての人には、変化するためのリソースがすでにある」です。 これは、とても希望のある考え方です。 「自分には無理かもしれない」 「どうせ私なんて…」そんなふうに感じたこと、誰でも一度はありますよね。 でもNLPでは、こう考えます。 「人は変化するために必要な材料(リソース)を、すでに持っている」。 たとえば、「自信がない」と感じていても、過去をよく思い出してみてください。 誰かに優しくされたときのこと。少し勇気を出して行動できた日のこと。ひとつの小さな成功体験。 それらはすべて、あなたの中に眠っている「力のカケラ」です。 思い出して、引き出して、再び使うことで、人は前に進むことができます。 そして何より―― あなたはこれまで、生きてきました。 うまくいった日も、落ち込んだ日も、思いどおりにいかない日も超えて、今日までたどり着いています。 それ自体が、 あなたの中に“乗り越える力”がある証拠 なんです。 だから、今のあなたにもきっと変わることができます。必要なのは、 「もうすでに持っているもの」に気づくことだけ なのかもしれま


失敗は存在しない。あるのはフィードバックだけ
さて、ここまでで3つの前提をご紹介してきましたが 実はNLPには、 全部で14個の代表的な前提 があります。 テキストなどの学習資料では、 そのすべてを詳しく学ぶことができますが、 このブログでは、特に 日常で活かしやすく、 実践的に役立つ ものを中心に、 5つに絞って ご紹介しています。 すべてを一度に覚えるのではなく、 「まずは知っておくだけで人生が少し楽になる」 そんな前提を、お伝えしていきたいと思います。 ということで今日は、4つ目の前提― 「失敗は存在しない。あるのはフィードバックだけ」 これは、私たちが普段「失敗」と呼んでいることを、 NLPでは、つねに「学びの材料」としてとらえよう、という考え方です。 たとえば、何かにチャレンジして、うまくいかなかったとします。 そのとき私たちはつい、 「やっぱりダメだった」 「自分には向いてないんだ」と、落ち込んでしまいがちです。 でもその出来事も、 「うまくいかない方法がひとつわかった」という、大切な情報なのです。 その情報を次に活かすことができれば、それはもう“失敗”ではなくなります。...


すべての行動には肯定的な意図がある
さて、NLPの前提その3は、 「すべての行動には肯定的な意図がある」 です。 これは、一見ネガティブに見えるような行動にも、 「自分を守ろうとしている」 「大切な何かを守ろうとしている」 という無意識の目的がある、 という考え方です。 たとえば、遅刻ばかりする人がいたとします。 「またか」「だらしないな」と思ってしまうかもしれません。 でもその裏には、 「プレッシャーを避けたい」 「怒られるのが怖い」 「失敗するくらいなら行かない方がマシ」 といった、**自分を傷つけないようにする“防衛本能”**が働いていることもあるのです。 つまり、行動そのものを無条件に肯定するのではなく、 「なぜその行動を無意識が選んだのか?」という“意図”に目を向けることが大切 なんです。 私たちの行動は、必ずしも“最善”ではないかもしれません。 でも、その背後には「自分を守りたい」 「安心したい」「愛されたい」など “人間らしい願い”が隠れていることがほとんどです。 この視点を持つだけで、他人の言動に対する見方が少し変わってきます。 「この人は何を守ろうとしているんだ


行動と変化は、コンテクストとエコロジーで評価されるもの
こんにちは。今日は、NLPの前提その2をご紹介します。 それは、 「行動と変化は、コンテクストとエコロジーで評価されるもの」 という考え方です。 ちょっと難しそうに感じますよね。 でも、身近な例で考えるとわかりやすくなります。 たとえば、夜遅くまで頑張って仕事をしている人がいたとします。 その姿だけを見て、「努力家だなあ」と思うかもしれません。 でも、もしそのせいで家族との時間が削られていたり、体調を崩していたら…? それは本当に“いい行動”と言えるでしょうか。 NLPでは、行動や変化を評価する際に、 「その人にとっての文脈(コンテクスト)」と、 「周囲とのバランス(エコロジー)」 をとても大切にしています。 何かを変えようとするとき、その変化が自分や周囲にどう影響するかを考えてみる。 それが、持続可能な変化につながります。 私たちは「これは良い」「これは悪い」と、 つい白黒で判断したくなりますが、 実際は、どんな行動にも背景があり、影響があります。 それを見つめる視点を持つことが、 より成熟した選択やコミュニケーションにつながるのです。...


執着を波に流す ― 心がふっと軽くなる「さざ波消去法」
先日、横須賀に行ってきました。海のそばにある「横須賀美術館」を訪れたのですが、その目の前には静かな海岸が広がっていて、しばらくベンチに座って、ただぼーっと波を眺めていました。 潮の香り、風の音、目の前をゆっくり流れる時間――久しぶりに海の近くに来て味わった感覚です。 不思議と心が静まり、気持ちがすーっと軽くなるような感覚がありました。 そのときにふと思ったんです。もしかすると執着って、波にさらわれたらいいのかもしれない。 今日は、そんな体験から生まれた「さざ波消去法」というセルフワークをご紹介します。もし手放したい思いがあるなら、きっとあなたの心にもやさしく響くと思います。 「頭ではわかってる。でも…どうしても忘れられない。」そんな“心の引っかかり”を、今日はやさしく手放してみませんか? ● その感情、あなたの手のひらに乗せてみてください 私たちの心には、ふと気づくと握りしめている感情があります。後悔、執着、怒り、寂しさ、あるいは手放したいけれど手放せない思い出。 それを、イメージの中で手のひらの上に乗せてみてください。どんな形をしていますか?


NLPと催眠—ポジティブシンキングを超えた実践的な変化を生むスキル、しかも国際ライセンスというぜいたくな資格
私は 全米NLP協会認定トレーナー と ABH米国催眠療法協会トレーナー の資格を持っています。 一見すると別分野に見えるNLPと催眠ですが 実は深く関係しています。 そして、どちらも 単なるポジティブシンキング や精神論とは一線を画す 実践的なアプローチです。 たとえば、「 ダイエットを成功させたい 」という クライアントがいたとします。 ポジティブシンキングでは「私はできる!」と考えたり 精神論では「意志を強く持て!」とアドバイスすることが多いですが これだけでは習慣の変化にはつながりません。 催眠を使うと、「健康的な食事を楽しむ自分」を 無意識にインストールし、やる気を引き出せます。 しかし、日常生活に戻ると 「やっぱり甘いものを食べたい…」という誘惑が湧いてくることも。 ここで NLPのアンカリング を使えば、 「甘いものを食べたい」と感じたときに 理想の自分を思い出すスイッチ を入れ、 健康的な選択を習慣化できます。 このように、 NLPと催眠は、単なる気持ちの持ちようではなく 無意識レベルで行動を変える実践的なスキルです。


相手の世界モデルを尊重すること
みなさん、NLPの前提をご存じですか? NLPのテクニックを活用するうえで とても重要な考え方です。 今後、折を見ていくつか紹介していきますね。 今日は、その中から1つをご紹介します。 それは 「相手の世界モデルを尊重すること」 です。 一見、当たり前のように思えますが 実際にはとても難しいことです。 たとえば、誰かと話しているときに 「それは違う」「こうすればいいのに」と つい相手の意見を遮ってしまったことはありませんか? 自分の考えを伝えたくなるのは自然なことですが NLPでは 相手の世界観を尊重すること を大切にします。 カウンセリングなどで使われる 「傾聴」という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが それに近い考え方です。 まずは、相手の話をじっくり聞くことから始めてみましょう。 これだけでも、かなり人間関係が改善すると思いますよ! この記事が、心のしくみを理解するヒントになれば幸いです。 Tokyo NLP Academyでは、NLP/ヒプノセラピー/タイムラインセラピー®を 体系的に学べる講座を開講しています。...


